リモートアクセス環境構築のポイント
在宅勤務を含めたテレワークの増加に伴い、リモートアクセス環境の拡充が大きな課題となっております。ノートPCやスマートフォン等ハードウェアの準備に併せ、ITインフラの面でも下記のポイントを考慮する必要があります。

VPN装置の増強:同時接続数の増加への対応
ex.) Pulse Secure社PSAシリーズ等
通信事業者VPN接続サービスの利用:クライアントVPN接続サービスの追加
ex.)KDDI FRE、Softbank IVA等
リモートデスクトップ接続サービス:安定かつ快適なテレワーク環境の提供
ex.)RSUPPORT社Remote View等
コミュニケーションツールの増強:Web会議サービス、SNSサービス等
ex.)STAR-any Meeting、Zoom、LINE WORKS等
インターネット回線の増強:負荷分散や増速対応等、キャリア側設備が変更となる場合は実施まで数か月かかることがあります。
また、上記に加え情報セキュリティ対策の見直しも必要となります。従来は社内と社外の境界にセキュリティ対策を施す境界防御が中心に行われてきましたが、テレワークでは境界の外にPC等のクライアントが存在することになり、インターネット上の脅威に対してリスクが高い状態といえます。また、本年3月以降サイバー攻撃が著しく増加しているといわれており、テレワーク環境に対応するセキュリティ対策の見直しが急務となっております。
クラウドプロキシサービス:PCのインターネット接続時に、マルウェア対策やフィルタリング機能を提供
EDR(Endpoint Detection and Response):PC側でのウィルス、マルウェア等の標的型攻撃対策
当社では、①~⑦含めITインフラ全般についてご提供が可能です。
詳しくは担当までご相談ください。
ZOOM品質確保のための機能
Zoomは、独自プロトコルにより、高品質な音声・映像を実現しています。通話中も利用環境に合わせて自動で帯域・CPU利用率を常に制御しており、その状況をリアルタイムで見ることができます。
また、無料のお試し版で品質を体感することができます。加えて、有線・WiFi・LTE・3Gなどのネットワーク環境の他、マイク、スピーカー、カメラなどのデバイス情報も参加者ごとに確認できます。
これらの情報は、トラブルの切り分けを容易にし、実際の運用にあたって大きな支えとなります。

LINE WORKS 外部トーク連携機能
LINE WORKSでは「外部トーク連携機能」を使って、他社のLINE WORKSユーザーとトークや音声会議、ビデオ会議を行うことができます。
外部トーク参加者の管理やログの収集などが備わった環境下で、通常のLINEのように、簡単な操作で情報のやり取り、写真や動画の共有など、業務を効率的に進めることができます。この他、「自動応答メッセージ機能」も用意されており、勤務時間に関する情報や不在である旨を自動で伝えることも可能です。

外部トーク参加者は、各社のLINE WORKS管理者から外部トークの利用権限を付与して貰うことが必要です。